第9回500m美術館賞入選展「アノハシへ」
2022.2.12 – 4.13地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコースを、国内外の芸術文化を発信する場として使用している「500m美術館」。現代アートの作品プランおよび企画プランのコンペティション「第9回 500m美術館賞」にて、2021年10月に老朽化により撤去された跨道橋をテーマにした展示プラン「アノハシへ」が、入選作品として選ばれました。
2月12日から4組の入選者による500m美術館での展示がはじまり、実際の作品展示による審査でグランプリが決定されました。「アノハシへ」では、展示期間中、作家のコメントを随時公開していきました。
500m美術館「500m美術館vol.37 第9回500m美術館賞入選展」
審査員コメント
「さよなら、アノハシ ― 記録と記憶の間で」
朴がテーマにする石山通りに渡された北海道大学のキャンパスをつなぐ橋は、2021年10月に老朽化により撤去された。街の中で忘れられてしまう消えゆく存在にフォーカスした点が興味深かった。橋について覚えていることについて情報を市民から募る予定であり、それによって生き生きとしたエネルギーをもつ作品へと発展することが予想される。市民の記憶や歴史を通して新たな視点を得ようとする魅力的なプロジェクトだと感じた。
制作協力
北海道大学 CoSTEP、北方生物圏フィールド科学センター、施設企画課
木材制作協力:河野銘木店
植物特定協力:首藤光太郎(北海道大学 総合博物館 助教)
関連プロジェクト
跨道橋(アノハシ)に対する記憶を集め、記録として残すプロジェクト「さよなら、アノハシ」