アノオンシツノコトAbout
北海道大学札幌キャンパスの西側、石山通をこえた一角に
札幌研究林実験苗畑と、小さな温室があります。
1973年に建てられてから、さまざまな植物の苗や種を育ててきたこの温室は
設備の老朽化にともない、温室として使われることはなくなりました。
この場所を新しくひらき、異なる領域・場所・人をつなぎ
展開しているアートプロジェクトが『アノオンシツ』です。
アノオンシツでは
たくさんの出会いや関わりに触発されながら
アートを通じて多様な苗や種を育て
さまざまな場所で花ひらくような取り組みを行っていきます。
「アノオンシツ」は、CoSTEP特任講師でアーティストの朴 炫貞(パクヒョンジョン)が、温室に出会ったことから始まりました。
朴 炫貞 Hyunjung Park
アーティスト/北海道大学CoSTEP特任講師。
1984年、韓国ソウル生まれ。韓国芸術総合大学および武蔵野美術大学大学院で学ぶ。記録のなかで見えてくる、普通が特別になる瞬間を集めて、記憶の空間として体験する作品を目指し、さまざまな境界において現れるモノやコトをカメラを通して見つめ、記録・表現をしている。北海道大学CoSTEPでは、アートを通した科学技術コミュニケーションの研究や、科学とアートを横断したプロジェクトの企画運営および作品制作を行っている。
http://www.hyunjungpark.com
アノオンシツの歴史
1970年ごろ |
札幌冬季オリンピック(1972年開催)に向けた都市計画の一環として、北海道大学の敷地内を縦断して石山通りが通され、研究林が二つに分断される キャンパスと研究林実験苗畑との行き来のため、石山通りを跨ぐ跨道橋が建設される |
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1972年 | 温室が建てられる |
2000年ごろ | 老朽化のため、温室ではなく倉庫として使用されるようになる |
2020年6月 | 朴が温室に出会い、アートプロジェクトを構想する |
2020年9月 | 『アノオンシツ』が始まる |
2021年10月 |
老朽化のため、石山通にかかる跨道橋が撤去される 撤去工事時に伐採された樹木250本を活用するプロジェクトが始まる 跨道橋(アノハシ)の記録や記憶を残す取り組みが始まる |
バショAccess
北海道札幌市北区北8条西11丁目2
北海道大学研究林内
アノオンシツ
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スタッフが常駐する施設ではありません。郵便物の送付はご遠慮ください。
お問い合わせはこちらにお願いします。
行き方
JR札幌駅より西方向へ15分、石山通沿いに入口があります。
JR北海道の高架線の、北大側のエリアです。
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展示・イベント等の開催日に限り、入り口を開放しています。
駐車場は台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
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主催
北海道大学 CoSTEP + 北方生物圏 フィールド科学センター
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プロジェクトチーム
朴炫貞(北海道大学 CoSTEP 特任講師、アーティスト)
林忠一(北海道大学 北方生物圏 フィールド科学センター 企画調整室 嘱託職員)